2008-01-01から1年間の記事一覧

253北京オリンピック ソフトボール金メダル

今回の大会は、 たくさんの「ありがとう」と「おめでとう」を聞きました。 とても良い事だと思う。 子供の時には思いもしなかったぐらいに、 この二つに言葉には、 たくさん、たくさんのストーリーが描かれている。 あ、「お疲れさま」も仲間に入れていいよ…

252パラレルな世紀への飛躍:太田光著

爆笑問題の太田光がはじめて書いたエッセイ集。 整合的でない不文律を言い出しっぺとして語っている。 その文脈はまさに飛躍的。 段階的系統から出る制御された答えではない。 しかしながら荒々しい咆哮とも違う、徒然そのもの。 静かなエモーショナルな部分…

251玉虫色のひとりじゃない

ぼくたちは静かに暮らすことができるのは、 ぼくたちの想像よりもたっぷりな人と時間が、 静かにしてくれている。 これをぼくは本当にうれしく思うし、ありがたい。 なんだか優れない日が来ないと言うのは、 ちょっとしたウソになってしまうかも知れないが、…

250ウィンブルドン2008と羽生善治永世6冠

タイトルの、 「ウィンブルドン2008男子シングルス決勝」というのは、 テニスを知らない人からするとびっくりするぐらい長い。 なんだか新発売のゲームソフトのようだ。 もちろん違うけれど。 話をメインに行こう。 この大会を優勝すれば6年連続優勝と…

249まあだだよ黒澤明監督遺作

黒澤明監督の遺作となったのが「まあだだよ」でした。 夏目漱石の弟子であった内田百間を描いて、 それがとても人間的でいい。 なんといっても猫好きだ。 この好きさは夏目漱石譲りであることはもちろんですが、 この映画を見た後に「我が輩は猫である」を想…

248西の魔女が死んだ

少し不器用だけれどしっかりと生きる祖母と、 ちょっと不思議な出来事が起きる。 中学生の少女が一緒に暮らしながら見届ける視点は、 若さが持つ原点と祖母と同じく不器用さが混じるのを、 二人が交差する所や、線のはじめを初々しく読める。 その初々しさは…

247招かれ侍

招き猫のはじまりは商売ではないそうだ。 商売の神さまという勝手なイメージ、 持っていたりするけれども、 それは恵比寿さんなどのご利益がありありそうな人達が、 勝手に派生したからでしょう。 で、招き猫のはじまり。 昔、昭和や明治などではなくて、 そ…

246いまさらは相棒

以前からね、ジョンレノンやビートルズの曲は聴いてたんですけど、 主食にするよりも、サイドメニューの中のひとつだったんです。 それがなにかきっかけがあったらしくて、 ジョンレノンにはまりました。 シルエットとして見えていたものが、 いきなりぐわっ…

245吉田戦車

なんだかよくわらないけれど好き。 素直に綺麗に入ってくることないけれど、 ゴツゴツと、ザワザワとしているけれど、 でも嫌じゃない。 苦味のような味がある。 味わった人は意識して、 苦味があると後を過ごす事になる。 けれど、 本人からするといつのま…

244生物と無生物の間 著者福岡伸一

生物というとても捉え所がないものをとても丹念に、 そして情熱を書かれている。 それは着色された言葉ではなく、 無造作なのに粗野でない姿。 利便的ではないはずのひとつひとつの力が、 組織体となった時に不条理とさえ思える連携性を持つ。 それは心地よ…

243heart station 宇多田ヒカル

このアルバムに通して感じるのが女将魂です。 一人としての覚悟、 お店を切り盛りしていく姿勢、 語るときの母性。 前向きという言葉もそれほどすれ違ってはいないだろうが、 それだけでは言い尽くせない。 むしろ、なにかとあるところを見ている。 なにかと…

242能力以上

能力以上をどうやったら出せるかって、 みんなよく考えるよね。 それはどう活かすかってことだと思う。 それを活かすには何が必要だろうって。 しかもそれは瞬間的というか、単発ではなくて、 継続して活かすにはっていう、問いがある。 それって、はやりど…

River Time Dance

ひとつの踊りをした。 それはとても深さがあるわけではない。 そんなに近くにあるものじゃなくて、もっと遠くて、知らない世界の。会社が休みの今日、いつもの時間よりも長い睡眠から起きると、 見慣れた景色の自分の部屋でのそりと静かに動いている。 それ…

241インフョメーションの有限

何かをお知らせする時に、インフョメーションをする。 でもそれにも有限がある。 つまりは締め切りなのだと思う。 ここまでにしておきましょうってやつです。 でもそれで道を途絶えたと悲観することはなくて、 次の道があったりする。 それはぼくたちが思っ…

240定番

定番があるのは、共有の財産ていうか、 それこそサービスとしても、 エンターテインメントとしても最高だと思う。 定食屋に行ったらかならず何かのセットや定食があるように、 各ジャンルでそういうものを作っている人たちはすごい。 これって、 やはり型破…

239脳トレ

もう今や日常の習慣ぐらい浸透してることだけど、 気になったので書いてみようと思います。 なぜこんなにヒットしたんだろう? DSと二つが重なってとても手に取りやすくて、 重量を感じずにプレイすることが出来たのも あると思います。 なので、脳トレだけ…

etc

サイトの整理をしました。 memoにて掲載しているのは基本的には三ヶ月毎にReviewに移行させる予定です。memoの更新は毎週日曜日と木曜日ですので、 ゆっくりとお読み頂ければと思います。

238努力

努力って、すごい見えにくい力だなぁ。 って思うんです。 たくさん積み重ねることでつく力なわけだけど、 偶然性だとか、論理の飛躍みたいなものもあるし、 俯瞰して捉えるものもある、 瞬発力とかの動物的なものもある。 一種の自然の力とも言えるもので、 …

237 自由の練習

ことばを話すにも練習がいるし、 歩き出すにも練習がいる。 それを子どもが学校に通いながら、 学んでいくと思うんですよ。 教えられて、練習をすることってたくさんあると思うんです。 学んだことから実践に行くまでの助走として、 その練習をするのがとて…

236 臆病と優しい

学生の頃にみんな、っと言っても、ほんとにみんなじゃなくて、 たくさんの人と言う事だけど、 優しい人、にいいなと思えて、尊敬したり憧れる。 優しい、ってどのことを言うのか、 特定にしくいけれど、 温和であったり、人のためになにかをしてあげることの…

235 小松正史/キョウトアンビエンス

知るきっかけは、「音ってすごいね。」という本でした。 とても壮快なんです。 音楽家の本というと、どうしても音楽理論などの難しい話しを、 連想してしまうけれど、この方は日常的な音楽。 普段聞こえる音についてを書かれていて、 それを難しく話すことも…

234 のどかな視線

手帳を見ていると、 当たり前だけど6月。 早いもんで5ヶ月がすぎました。 一年の12分の5ですね。 ほんと早い。 もうあっと言う間だわ。 真夏だとか、秋の話がちらほら出て来てて、 釣りでボートに乗った時に真ん中まで来てないのに対岸を考えるみたいに…

233 谷川俊太郎と宮本茂

詩人とゲーム開発。 全く違う業種で世代も違う。 関わっている人の数も違うだろう。 共通するのは男ぐらいだろう、っと 冗談半分でも言いたくなる。 でも、ほんとうは他にもあるだろう。 言葉だと思う。 そりゃ、誰だって言葉を使う。 ぼくも使うし、あなた…

232 ジャンル

さまざまな分野で細分化されて、 分業化されたジャンルがある。 ただそのジャンルの中にいるっていうのは、 ジャンルの中で生きようとしてる訳ではないと思うんですよ。 ポップカルチャーの歌手にしても、 和風料亭の料理人にしても、 その中で生きている訳…

231 風花(かぜはな)相米慎二監督

この映画は相米監督の遺作なりました。 この映画は登場する人物がとても少なくて、 主演の浅野忠信さんと小泉今日子さんの二人のシーンが多いです。 価値観や出会う時の切っ掛けも、出身も違う二人。 出会い、語り合ったことで一致というか、共通するところ…

230 mother3

人って不思議なものでさ、 好きなものって、何も苦もなく語れたりするんだろうし、 かといって、嫌いなものなんかは、 苦が入り込みながらも語ったりするよね。 このゲームって、 オレにとっては両方が入り込んでると思うんですよ。 すごく好きなものって、…

229 大きい

0より1の方は大きくて、 1から2にするよりも大変だったりする。 それまでなかったものがそこにあるようにするには、 色んな理由みたいなものが必要だったりする。 それと、1を0にするっていうのも、 なかなか苦労がいるよね。 ある理由も必要なんだけ…

228 映画 がんばっていきまっしょい。

1998年なので十年前の映画になります。 敷村良子さんの小説を原作にし、 テレビドラマ化もされました。 映画は高校生の女子ボート部を描いているのですが、 通して流れているのが見ていて気持ちがいいんです。 登場する人々、景色、出来事、音楽が、とて…

227 電気グルーヴ j-pop

本当に久しぶりのアルバムで、なんとも8年ぶりだという。 ピエール瀧さんは、TVに舞台にと瀧さんであり続けて、 石野卓球さんは、ライブでスタジオで卓球さんであり続けたからこそ出来たアルバム。 なんにも投げつけないというか、 物はなにもなくたってい…