2008-01-01から1年間の記事一覧

283 調理場という戦場 コート・ドール:著斉須政雄

難しい技術や優れた素材の大事さも、 あるだろうけれど、 あったりまえにやっていることや、 今日だってあるよって素材を、 見直していく時代じゃないでしょうか。 誰にでも出来ることと、 どこにでもある素材を、 使う人がいるわけですよね、 二つを使いき…

282 マナーとしての面白がり

日本を海外の視線から見てみるというのは、 よく言われていて、 ちょっと他人の目線から見てみる。 それが大事だという言い方があったりします。 ぼくなりにこれを考えてみると、 むかし、 上野動物園に来られた海外の獣医の先生が、 日本を発つときに、 「…

281 いっそ幸せだ

人間っていうのは、 生まれて、 生活して、 暮らして、 もうそれだけで、 幸せだって、 自分自身が一方的なぐらいに決めていいんじゃなか、 って思うんです。 だから、 才能や自信なんかよりも楽しんでやることの ほうが大事だ! って大人たちが、 言ったり…

280 俯瞰ハンドル

なにを持って優しいか、 っていうのは千変万化することで、 なにはともあれこれだ! とはなににくいおよなぁ。 人それぞれの代表例とさえいれる。 それと、 断ったり、教えない、 っていうのもだよなぁ。 二つとも親切でやらないっていうのは、 ありだと思う…

279 安心社会から信頼社会へ:山岸 俊男著

効率的にしようと考えることはとても大事なことだし、 それによって生まれることもたくさんある。 だけども、 効率というものを伸ばしていくと、 妙にむくむくと楽になろうとしたりする。 その楽になろうはとても不毛なものだと思うのです。 つまりは、 一生…

278 のほほんとしたありがとう

いつも来てくださりありがとうございます。 そして「拍手」ありがとうございます。 ホントに大きな励みになります。 秋から冬への季節の変わり目になりますかね。 もう気持ちは年越しになっている方も、居られるかもしれませんね。 ぼく自身がは年末年始に目…

277 季節の約束

暑さ寒さも彼岸まで つまり冬に寒いというのは 寒いにあってるってことだ その会ってるあいだに、 寒くなもなる。 会っとにもほんのり寒さが残る。 そして、 また温かさが訪れる。 それは知らず知らずのうちに、 温かさと約束をしているってことだ。 そうや…

276 王監督 勇退

ほんとうにすごい人だなぁって思います。 あれだけ野球を教えてくれて、 広めて、面白さをさらに発展させてくれるのは、 王さんだからこそだろうなぁ。 でも、 ご本人に聞くと、 たぶんだけれども、 これしか出来ないぐらいに思ってるんじゃないかなぁ。 も…

275 ちょっとした下調べと現地調達

パズルみたいになってるんだとなぁ。 なんの話かというと、 サービス業についてで、 ほんと着地がどうなるかわからんなぁって。 ピースを一個ずつ作って、 組み立てずに違うのを作って、 全体像をやんわりと浮かべながら、 着地がどうなるか楽しんでるところ…

274 フィギュアスケート

ウィンタースポーツのシーズン到来となりました。 これは日本の特長なのか、 それとも他の国もそうなのかって、 ことを比べるほどの知識はないのだけれど、 フィギュアスケートの選手についているコーチは、 外国人が多いのがとても気になった。 かといって…

273 鳴かぬなら 鳴いてみようか ホトトギス

よくある話ですが、 鳴かぬなら・・・ホトトギス で「・・・」に何をいれますか、 っていう問いがあると思います。 ぼくはいっそのこと「鳴いてみようか」と、 自ら鳴くぐらいでいいじゃないかと思うのですわ。 待つのも、 鳴かせてみようも、 キライじゃな…

272 言葉にならないイベント

いいイベントとか、 面白いイベントとか、 色んな言いかたがあるんだろうけど、 つまりは参加してみたいイベントってなんだろうなぁ。 もしかたら、 参加や関わったり携わったりしていない、 いわば通りすがりなのに良いなぁって、 思えるってことじゃないか…

271 大村憲司 10回忌

彼の演奏するギターは、 空気の中に颯爽となって鳴っていて、 まさに風のようだ。 しかもその音は、 季節によって濃淡が変わって見える水墨画のように、 春夏秋冬に耳を傾けさせて違って聴かすことができる。 それは手に馴染んだギターというよりも、 むしろ…

270 忙しいのなせる技

忙しいとか、暇って、 結局は、 作業している量が多かったり、少なかったり、 作業している時間が長かったり、少なかったりするわけだ。 忙しいっていう状態はずっとあるわけじゃないんだよね。 逆に暇っていう状態があるわけじゃない。 すると、 忙しいかっ…

269 ジョン・アヴァレット・ミレイ展

「オフィーリア」で有名なミレイの展覧会。 すごかったなぁ。 やはり「オフィーリア」は特には惹かれました。 全体としては、 目がとても印象的でした。 19世紀のイギリスを舞台にした画家なだけあって、 観る側としてはいい具合に距離がある。 つまりは近…

268 思い出は景色

楽しかったことの思い出や感情っていうのは、 なんだか一つの景色を眺めているように なってくる気がする。 それはお寺に拝観に行った時に、 お庭を見たする、 そのお庭の先にある山々を取り込んで 借景にするように、 落ち着いてみることをするように。 派…

267 プレッシャーでジャンプする

プレッシャーってなんだろうね。 幽霊の正体を見たら枯れ尾花じゃないけど、 正体はとっても現実的で何気ないことかもしれない。 するとやっぱりというか、 目の前のことをやっていくことに尽きる気がしますね。 ありもしないことにアタフタしても仕方ないで…

266 カンバセイション・ピース 保坂和志

妙に本を読んでいる気分にも、 その場所に居る気分にもなる小説です。 ふっと出てくる言葉、 ふっと出てくる場所、 ふっと出てくる登場人物たち。 ぼくたちの生活は、 そんなに理路整然としているわけでも、 筋道を立てられた理由があるわけじゃなくて、 な…

265 崖の上のポニョ 宮崎駿監督

宮崎駿さんのスゴいところは、 簡単な言葉で「面白い」とか「楽しい」って言えるし、 それと難しい言葉というか、 ちょっと色々と絡まった言葉を使っても言える。 その両方が一つの作品にあると思います。 そして両方を合わさったのが彼の作品で、 一つの動…

264 清原選手引退

スポーツ選手の引退試合って、 ほんと独特だと思います。 買って欲しいって気持ちと、 そんな簡単じゃないからそうならなくたって良いって、 気持ちもファンとしてはありますよね。 ヒットやホームラン、守備や投球の、 ひとつひとつだってそうだよなぁ。 そ…

263 Cowboy Bebop 10周年

悲喜交々な人が登場しては、 取るに足らないやつなんていない。 それはまるで落語が描く世界のように、 人間の業を描く。 なんて、固い語りはよそにして、 「しょうがねえなぁ」という一言で、 付き合いたくなるアニメだし、 それが人ってもんだよな。 相変…

262 google 10周年

今年でgoogleが10周年だそうだ。 ひとつ特長としてあるのは、 上司と部下型の会社や社会から、 同僚の先輩・後輩型の会社や社会へと、 少しずつだが移行しているのではないだろうか。 上司と部下型の会社というのは、 トップダウンかアップダウン方式で提…

261 ボサノバ50周年

アントニオ・カルロス・ジョビンが、 ボサノバという音楽を作ってから、 今年で50年だそうだ。 すごいことだ。 ブラジルで生まれた音楽が広まり、 それを私たちが聞くことが出来ている、 それだけでも奇跡のようです。 そしてその音楽は今も変わらない価値…

260 赤塚不二夫さん 死去

赤塚不二夫さんほど人を肯定して、 サービス精神があられる方はいませんでした。バカや不良や貧乏を肯定し、 インテリやずる賢さや生真面目も肯定していた。 小さいなことから大きなことまですべてを肯定し、 日本を肯定していた。 大きなことを学ばさせても…

259 オバカブームをセックスピストルズでつかまえて。

オバカが大変なブームになっている。 島田紳助さんの名司会による所が大きくて、 近々に24時間マラソンを完走され、 欽ちゃん球団での活躍もすばらしい、 萩本欽一さんを彷彿とさせます。 このオバカの熱量は本当にすごい。 そして抗いすぎない柔軟さがす…

258お姉さんやお兄さんの成分

何度も思い出してはすぐ忘れちゃって、 また時間が経ってから「そうだった、そうだった」と思うことが、 ありますよね。 仕事をしていると、 全体を把握しているであろうとポジションを見いだしたりするけれど、 実はやっぱり、すべてを把握して、知ってわか…

257横尾忠則 冒険王

確固たる技術と妄想力に脱帽する、 素晴らしいパラレルなお祭りのようだ。 インド系画家と私は称している横尾さんは、 インドのような太刀打ちできないほどのものがある。 普通、「これだけ考えたんだから」という事が入るが、 それが微塵も無く、 「考える…

256野茂英雄:桑田真澄引退

まったく違う道でプロ野球選手になり、 日本の活躍の仕方も違う、 メジャーでの活躍の仕方も違う、 彼ら二人の語られ方も違うけれど、 彼ら二人が持っている魂の部分はとても似ている。 華々しい世界にいながらも、 苦境とも活躍ともグラグラと不安定な場所…

255冷たさ

人間的な温かさだけじゃなくて、 人間的な冷たさがこれから大事だ。 それは生きるという優しさだから。 頭はとても冷静に静かにしていても、 情熱ややる気、感情っていう、 エモーショナルなものが失せるわけじゃないよ。 ぼくもそうだけど、 冷静さや情熱が…

254言葉のひっかかかり

ぼくなりにスランプとか調子がでない時のことを、 考えてみた。 それは自分で感覚を掴んでるかじゃないですかね。 自分の感覚を掴みながら、 歩いたり、走ったりしてたら、 それはスランプではないと思うんです。 もし、結果がでなくても、納得が行くのでは…