Leaves

River Time Dance

ひとつの踊りをした。 それはとても深さがあるわけではない。 そんなに近くにあるものじゃなくて、もっと遠くて、知らない世界の。会社が休みの今日、いつもの時間よりも長い睡眠から起きると、 見慣れた景色の自分の部屋でのそりと静かに動いている。 それ…

slow jeans

午後5時頃、事務所の窓を見ると、 夕陽が差し込んでくるのをブラインドが遮りながらも、 日暮らしを感じることができた。 窓辺に近づき、事務所がある2Fから下に視線を送る。 歩道に静かにしているがこちらを見上げる人がいた。 それはうちの会社に用事が…

04 あのしたで

朝から彼と観覧車の下で待ち合わせた。 ゲートの前じゃなくて、ここの下に。 なぜか、一日園内で過ごす二人で居たかったから。 彼に待ち合わせの日時と共に、 場所を告げた時は一瞬の合意と約束が成された。 「ありがとう」と返した私の言葉は、 現在の彼と…

03 アルバムのインターバルは

外回りに使っている車を喫茶店の近くに停車し、 以前に取引き先の人と打ち合わせに入った喫茶店に。 お店はこれといったサービスや オリジナルのメニューがある訳でも、 店員と馴染み成ったのでもない。 ここではそうする事にしている、 っという自然な運び…

02 like a +

今日は残業のない日だった。 常日頃は雑然とする時間に、静かさがある。 今日は何かして帰ろう、 何処に行こう?、各々の頭の中に流れだす。 そこに「トゥルルルー」、 会社にではなく、私の携帶に着信。 マナーモード設定にせずにいたので周りに会釈しなが…

01 歩ク。

朝起きると主人が横に居なかった。 「主人」と私が呼び出して3年が経つ。 主人は早くから起きて、昨日持ち帰った仕事をしていた。 ごくろうさまです。 なので、私が起きたそばから用意していたご飯を出してくれた。 ありがとう。 私は少し遅めの朝食を済ま…