250ウィンブルドン2008と羽生善治永世6冠

タイトルの、
ウィンブルドン2008男子シングルス決勝」というのは、
テニスを知らない人からするとびっくりするぐらい長い。
なんだか新発売のゲームソフトのようだ。
もちろん違うけれど。
話をメインに行こう。
この大会を優勝すれば6年連続優勝となるフェデラー対、
2週間前の大会「フレンチオーオープン」を優勝しナダル
三年連続同じ顔合わせの決勝戦となった。
4時間40分を越える試合になり、まさに切磋琢磨。
見ている方もプレイヤーも疲れる試合であると同時に、
それ以上に楽しめ僅差の試合でした。
それで思い出したのが、
先日に永世6冠になられた羽生善治さんが対談の中で、
「完璧に勝つよりも、ギリギリの一手違いで勝った方がいいですね。
と言うのも、その方が内容が濃い」
とおっしゃられたことです。
素人目で見ると、
一つの違いで勝っている時には偶然で勝っていると見て、
その偶然をちゃかすところがあったりするけどさ、
実はプロや職業とするというのは、
偶然がとても大変な積み重ねや、
偶然をデザインするのが仕事であることを知るから、
とても一つの違いが大きいことをわかってるんですよね。
プロって、奇襲として勝つことよりも、
スタイルを崩さずに負ける潔さがあるんですよね。
もちろん負けにいくわけではないんだろうけど、
これからも試合はあるわけでさ、
良い手か悪い手かはわからないが、
自分のスタイルでベストを打つんですよね。
それはとても大事ですね。
当たり前のことをする、
当たり前のことを言う、
ってのはそう思うとなかなかかっこいいですね。