9年目と。

サイトを開いてから9年が経ちます。 来ていただいてありがとうございます。 牛歩よりも遅いペースですが、続けて行きたいと思います。 TwitterやFacebookなどと違い、一度登録したら自動更新されるのとは違い、 わざわざ来ていただいている。 本当にありが…

8年目を過ぎて。

東日本大震災の翌日、3月12日が当ブログ開設8年目でした。 改めて、ひとつひとつの仕事が持ってる解像度みたいなものを大事したいと。 それに反応、反射して、どう届けられるか。 時にはリクエストし、時にはノーリクエストで。 チームを続けるためでは…

Jリーグ19年、大阪万博41年。

はじめは何にも無くって、 場所と人が少しずつ交流している姿がとても眩しく面白い。 インタビューとかもそういうものだし、人との交流もそういうものだし、 街的だなと思う。 年々と重ねられる力を感じる。 なにものかにでも、なにかをしなければならないと…

10年モノ。

サプライズに仕事10周年にお祝いして頂きありがとうございました。 プレゼントまで頂戴して感謝!ありがたい言葉まで。 「幸せや夢や希望っていうのを追い求める事はしませんが、 幸せな気分でいる事を心がけてきました」っていうのは本心です。 これから…

岡本太郎生誕百年。

祝岡本太郎さん生誕百年!太陽の塔」が居た、 それは明らかに人格形成に関与したと思う。 あの前に何度立っても慣れず、名付けようのない感覚になる。 俺としては一種の、そして一生の儀式みたいなものかもしれない。 太陽の塔、明日の神話、岡本太郎さん、 …

主語がないまぜる、世界を。

「世界」というのは20世紀的に考えると、 なにかのメディアを通して見知ったものだったのが、そうじゃないんだなと。 「これが良いんだ」っていうのは経験やエネルギーがいることで、 しかも肩肘張ってツンツンせずに、 すっと綺麗な器を置くみたく言葉と…

新年Twitterはじめました、おめでとう。

いい加減新年のあいさつをしておこう… 遅くなりましたが、 本年もよろしくお願いいたします。20世紀っていうのは、 大げさにいうと、公私のバランスが崩れ再構築され、 そして、新たなるジャンル分けや世代分けなど、 様々な物事、価値をおさめる箱のよう…

まいいやな、やわらかさ。

「やりたいこと」とか「やるべきこと」についてはあまり興味がない。 じぶんのすることに対してどこまで向き合えるか。 これは疲れるけれども、 じぶんに対しての期待と動機に接触できて面白い。 言葉って粘度みたいなもので、 その作れるものの幅の広さに可…

偶然的必然性への三つの点とニュートラルに機嫌よく。

何か意見を考える時に、 昔だったら本音と建て前というのがあったかもしれない。 今だと、 個人のルールと組織のルールという大きなルールを二つ持つ事になるのだろう。 この二つルール、モデルというのを僕は尊重したいと思っている。 どちらか一つのルール…

今敏さん・川本喜八郎さん逝く。

世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし 喜怒哀楽を感じる時にぼくはこの在原業平の歌を思いかべる。 けれども、 谷川俊太郎さんの「二十億光年の孤独」みたく、 喜怒哀楽を感じる孤独があるからこそ、 人や世の中と関わるエネルギーが生ま…

BORN TO RUN 走るために生まれた 著クリストファー・マクドゥーガル

現代人にとって「走る」というのは、行為である。 しかし、 我々は本来「生きる」ということは、「走る」ということであった。 それを著者であるマクドゥーガル自身が出会うウルトラランナーたち、 そして走る部族タラウマラ族を通して教えてくれる。 現代で…

井上ひさしさん 死去。

まっすぐに日本語を考え、 まっすぐに日本語を読み、 まっすぐに日本語を書いてらした方と思います。 その中には、 人形劇「ひょっこりひょうたん島」や、 数々の舞台、小説などたくさんがあられた。 それは日本語の長い道を引き継がれ、 まっすぐに見据え、…

半分の自分でいる

なんだか大きな理想を掲げてはじめるよりも、 とても近くあることを大事にしている。 つまりは仕事をするにあたって、 理念などの大仰なところからではない。 それはとても大事な気がしますね。 小説などを読んでいても、 とても身近なところにテーマを置い…

J・D・サリンジャー死去

サリンジャーの小説はどこか青臭い。 でもその青臭いことを無碍に嫌うことはできない。 なぜなら、おいらたちだって、青臭い。 現実の話を大きく語ったり、小さく語ったり、 なかなか現実をそのままに語るなんてできっこない。 それはつまりは夢を語っている…

最後のマンガ展 大阪版

展覧会自体もひとつの作品とすると、 この作品の周りにある空気っていうのは、 とてもいいなぁ〜っと思います。 関わっておられるみなさんが交流する場を大切に、 そして迎え入れるための力の入れ方と抜き方を、 意識してなされている気がしますね。 イベン…

チームバチスタの栄光シリーズ 著海藤尊

チームバチスタの栄光、 ナイチンゲールの沈黙、 ジェネラル・ルージュの凱旋、 イノセント・ゲリラの祝祭、 と続けて読ませていただきました。 海藤さんは「桜宮サーガ」といわれる独自の世界を築き、 その世界の中に他書でフィクションを描いておられる。 …

祝7周年のあいさつ。

サイトを開設させて頂いてから、 本日で7年を迎えることができました。 はじめた頃はなんだか自分でも、 意識していなかったことがいろいろものだなぁと思っています。 今の自分だったらもしかしたら、 あの時のように「えいやー」という気持ちではじめなか…

325 音楽堂 矢野顕子

矢野さんがそこに座って弾いてくれて、歌ってくれている。 もうその信頼感と緊張感と言ったらないです。 つまりは信頼感というものだと思う。 歌やピアノがすばらしいことはさることながら、 なんだろうこの存在感。 あったらいいなぁ、 あってほしいなぁ、 …

324 家守綺譚 梨木香歩著

ぼくはこの方の、 「わかろうとしなさ具合」が好きですね、 なんだか知っている人やよくよく考えていることについて、 「わかったつもり」でいる側であろうとしてしまいがちだけど、 でもこの方は、 あくまで「わかろうとしない」側にいる。 それがいいなぁ…

323 面白南極料理人 西村淳著

料理人というのはなんとすばらしいエンターティナーなのだろうか。 南極という限られた食材で料理を作り、 そして食事をとることの極みのようなところで、 西村さんはそれをしている。 それはおそらくぼくたちだって同じなのだろう。 限られた時間や場所、食…

322 半分の自分でいる

去年末から今年がはじまってからの映画などを 見ていて少し感じることがある。 なんだか大きな理想を掲げてはじめるよりも、 とても近くあることを大事にしている。 つまりは映画を作るにあたって、 理念などの大仰なところからではない。 それはとても大事…

321 映画 ぐるりのこと。

率直に言うと、 いい映画だなぁ〜、好きだわこの映画。 夫婦が暮らしたり、 人が生活をして暮らしていったり、 そこにはめんどうなことも、緊張することもあるし、 すんなりとリラックスして、緩んだりすることも、 それらがひそかに距離をおきながらも、 一…

320 2010年 謹賀新年

明けましておめでとうございます。 2010年も何卒宜しくお願いいたします。 正月のゆっくりとした時間をすごさせてもらっています。 またそれがとても嬉しく、 肩の力を抜くが出来ます。 すると、ふっと「一年は面白い」なぁっと、 昨年やこれまでを振り…

319 原始の階段

今年も早いもので後数日となりました。 年を積み重ねていくと、 より早くなるというのを実感しています。 そして、 一日一日をなにか愛でるような気分が湧いてきました。 一日のなかに出来ることなんていうのは、 とても大それたことではないけれども、 一日…

317 他人の動機

いろいろなことに関わったり、 それはいろいろな仕事をするということだろう。 そのいろいろたちとの関わりや仕事は、 ぼくの、わたしの動機だけではむずかしいかもしれない。 だからこそのいろいろな関わりと仕事とも言える。 すると、 いろいろな関わりは…

316 笑ってよろしく

すこし間があいてしまいました、すみません。 師走になると、 どうしても公私ともに、 用事の数が増えて、 用事の時間が長くなり、 用事の来る速度が早くなったりします。 やるべきこととか、 やりたいこととか、 しておいた方がいいこととか、 もうなんだっ…

315 二つの動機

すこし間があいてしまいました。 師走に向かう中でドタバタとして、 「忙しい」というところが多くなってくる。 もうひとつコーナーを曲がるとクリスマスの後ろ姿が見えてまいります。 ゆったりと動機を持ちながらと、 いそいそと動くのに動機を持っていがれ…

314 無題という散歩

社会人になって仕事を何年かしていると、 大事にしている季節とか、月とかの頃合いがあると思う。 そういうことで、ぼくも自分に聞いてみるとだ、 なんだが偶然やっていたことが面白がってみることが出来る。 あえてかっこよくいうと物語みたいなものは、 そ…

313 グレート・ギャツビー スコット・フィッツジェラルド著 

なんともアメリカらしい小説です。 非常に濃厚なエスプレッソを飲んだようであり、 また後味がさわやかであるように、 この小説の物語も一筋縄ではいかないはなしであり、 また読了感のよさは格別だ。 それでいて、 英文独特の韻律と流暢さをもっている。 そ…

312 perfume

なにか聞いたことのある懐かしさと、 さわやかな新鮮さの両方を持っている。 かといって、 嫌らしさやとげとげしさがない。 だからポケットの中に入れて町中を歩く、 そんな気軽さをもっているのだろう。 ステップを踏んで行って見据えた舞台での 夢を見せて…