2009-01-01から1年間の記事一覧

319 原始の階段

今年も早いもので後数日となりました。 年を積み重ねていくと、 より早くなるというのを実感しています。 そして、 一日一日をなにか愛でるような気分が湧いてきました。 一日のなかに出来ることなんていうのは、 とても大それたことではないけれども、 一日…

317 他人の動機

いろいろなことに関わったり、 それはいろいろな仕事をするということだろう。 そのいろいろたちとの関わりや仕事は、 ぼくの、わたしの動機だけではむずかしいかもしれない。 だからこそのいろいろな関わりと仕事とも言える。 すると、 いろいろな関わりは…

316 笑ってよろしく

すこし間があいてしまいました、すみません。 師走になると、 どうしても公私ともに、 用事の数が増えて、 用事の時間が長くなり、 用事の来る速度が早くなったりします。 やるべきこととか、 やりたいこととか、 しておいた方がいいこととか、 もうなんだっ…

315 二つの動機

すこし間があいてしまいました。 師走に向かう中でドタバタとして、 「忙しい」というところが多くなってくる。 もうひとつコーナーを曲がるとクリスマスの後ろ姿が見えてまいります。 ゆったりと動機を持ちながらと、 いそいそと動くのに動機を持っていがれ…

314 無題という散歩

社会人になって仕事を何年かしていると、 大事にしている季節とか、月とかの頃合いがあると思う。 そういうことで、ぼくも自分に聞いてみるとだ、 なんだが偶然やっていたことが面白がってみることが出来る。 あえてかっこよくいうと物語みたいなものは、 そ…

313 グレート・ギャツビー スコット・フィッツジェラルド著 

なんともアメリカらしい小説です。 非常に濃厚なエスプレッソを飲んだようであり、 また後味がさわやかであるように、 この小説の物語も一筋縄ではいかないはなしであり、 また読了感のよさは格別だ。 それでいて、 英文独特の韻律と流暢さをもっている。 そ…

312 perfume

なにか聞いたことのある懐かしさと、 さわやかな新鮮さの両方を持っている。 かといって、 嫌らしさやとげとげしさがない。 だからポケットの中に入れて町中を歩く、 そんな気軽さをもっているのだろう。 ステップを踏んで行って見据えた舞台での 夢を見せて…

311 ビートルズ リマスター版

ついにビートルズのリマスター版が出ましたね。 ビートルズというのは誰もが知っているバンドなのに、 でもぼくたちは多くを知らないんでしょうね。 ぼくもはじめてビートルズを聞いたときに、 なんだか知らないけど好きになった。 今回もリマスター版になっ…

310 coldplay viva la vida

町中で広告や写真を見て、 「あ、いいなぁ」って思ったりする。 このアルバムの曲たちは、 まさに町中で聞いたりするとそうだ。 うれしいことに、 その「あ、いいなぁ」と思っている人々にも、 同じをしたりする。 いいサイクルだよなぁ。 昔はアーティスト…

309 映画 サマーウォーズ

社会に入るとか、 社会に出るとかという色々な表現の仕方があるにせよ、 ぼくたちは社会に居るんですよね。 そこで生きていくということが、 大人になるということなのでしょう。 だからこそ、 社会に自らを置くという時に、 なんらかの摩擦や反抗期なんかが…

308 映画 スカイクロラ

子供から大人になってみて、 楽しんでみたり、面白がったり、嬉しがったりする。 それは大きなテーマだろう。 ぼく自身はそれについては、 固定化してこのエリアって決めなくて、 もういっそのこと「みんな面白い」ってことに してしまったらどうだろうかと…

307 現在の時間

大人になるとなぜ時間の感覚が早くなるのか。 個人的には、 時間を割る分母が増えるからじゃないか っと前から思ってる。 ということを思ってると、 そういう学説があるらしい。 なまえは忘れたけど。 それとはまた別に、 時間が早いとも思う。 今年なんかは…

306 よしもとばなな

この方の小説はむずかしいことばがあまりでてこない。 はなしをしっかりと消化されていて、 まるでご自身のはなしのようである。 長短はあるにせよ、短めのものが多い。 だが、読んだあとに残る。 それはあのはなしのあの部分というものよりも、 イメージと…

30 5公私

公私混同というのは今までよくないものとされてきたね。 つまりは公のことと私のことを混ぜちゃだめだって。 でも、 ぼくは思うのだ。 公のぼくだっていっぱいあるし、 私のぼくだっていっぱいある。 それに私のぼくが公のぼくを決めるときもあれば、 逆だっ…

304 映画 クライマーズ・ハイ

この映画は1958年に御巣鷹山にて起きた 日本航空機墜落事故を題材にし、 取材する新聞記者を描いている。 新聞記者に限らずとも、 自分が思っていることを書く、伝えるというのはとても難しい。 その難しさというのは、 伝える相手や伝える内容、量、 そして…

303 2009 終戦記念日

昨日は終戦記念日でした。 どうしても大きな理念とかそっちの話になってしまうけれど、 やっぱり毎日しっかり暮らさないと。 重く背負ったりしすぎる必要はないだろうけど、 今日とか明日にどうしても生きていたかった人たちが居る。 その人たちに申し訳ない…

302 東野圭吾 ガリレオシリーズ

文章は一見すると所謂ベタにさえ思う。 テーマであっても一見のベタさがある。 ベタというのは、 つまりはよく知られている、見慣れた景色だろう。 だけど、 それが断片としてではなく、 連ねられた景色としてが文体を見ると何か不思議な映像になる。 写真が…

301 三谷幸喜監督 マジックアワー

喜劇(コメディ)もそうだし、 三谷さんも主役が色んな理由で一つの信念とか、 自分への信頼を持ちながらまわりを巻き込んで行って、 そこでトラブルとかもありつつ、 頭でっかちじゃない納得の仕方をするのがいいわー。 そしてだれもこの映画じゃ死んでない…

301 映画 おくりびと

みんなに「出会い」と別れ」というのは用意されていて、 その間でぼくらは暮らしている。 二つにもちゃんと儀式が用意されてるみたいだ。 そんな儀式のありがたさっていうのはなかなか言葉にはし難いものだけど、 でも、またその言葉のし難さが、 ぼくたちの…

300 映画キサラギ。

出演してる人も舞台と映画を上手く架け橋になれる人だったから、 テンポもいいし、 ライブ感と編集の妙みたいなのがよく出てた。 映画だと2時間という枠を考えがちやけど、 1時間半とかそれより少し長い尺での、 映画が最近増えてきたりしてるけど、 それ…

299 グレングールド

カナダのピアニストです。 クラシックっていう同じ景色を、 違うタッチや違う角度から描いて、 同じ景色でありながらも、 まったく違う世界へと連れて行ってくれる。 一旦違う世界へと行くと、 以前からその世界であったかのように 思えるほどに自然でいて、…

298 奥田英朗

この人の作品は、 非日常的な言葉と普段のシーンをつなぐのがうまい。 構成作家やコピーライターを経ているのも大きいだろう。 だけど、 それらは繋がれるも何もなく、 分かれてもいないのかもしれない。 普段の中に住んでいる事と、 非日常の会話は特別な世…

297 細分化されたイベント

想像でしかない話しだけど、 ハリウッドって、 と乱暴にまとめてしまうけど、 ハリウッドって、イベントを企画して、 運営する力はあるかもしれないけど、 どこにどれだけお金を振り分けるとかって、 苦手だろうなぁって思った。 というか、 それがパターン…

296 映画 めがね

静かでなんにも起こらない映画です。 ただただ流れてる、 どうってことのない日常ですよね。 だからこそ一人一人には、 一般論じゃ語れない大切な時間だと思う。 朝起きて、 体操して、 散歩して、 黄昏て、 夕食食べて、 寝る。 誰にだって出来ることですよ…

295 竜馬の妻とその夫と愛人 故市川準監督

坂本竜馬という歴史人物を語るのに、 最適の映画ではないだろうか。 まわりの人が彼がどう言っていたか。 ひっちゃかめっちゃかに人物が動いていて、 その中に確実に竜馬がいる。 無茶なこともするし、 大きなことも言ったり、 間違ってるか、 正解なんて知…

294 スカイクロラ 著森博嗣

小説に限らずに、 自分の普段の話しでだって、 妙にリアリティに出す為に近づけようしすぎるよりも、 懸命な話しっぷりであるとか、 その人の癖など、 つまりは話し手の人となりが出たものであるほど、 実は聞き手が共感、共鳴を持つのではないだろうか。 意…

293 映画 時をかける少女

大人になるとたくさんの事を区別したりするけれど、 でも実はみんな途中なんだよなぁ。 途中の感覚を大切にしてる作品が、 ぼくは大好きですね。 プロであることは大切かもしれないけれど、 そのプロであることに甘えずに、 そしてアマチュアであることにも…

292 美しい星 著三島由紀夫

SF小説や宇宙を題材にしたものというのは、 なぜかとても運命論的で幸福観が映し出される。 なぜだろうか。 それは空を見た時に、 あまりにも遠いからこそ見える月や星のように、 近すぎるものよりも、 遠いからこそ見える視点があるのじゃないだろうか。 い…

291 第2回WBC優勝

いや〜面白かったですねぇ。 老若男女限らずに楽しんでましたもん。 どこ言っても話題になってましたし。 やっぱり色々考えたりするよりさ、 もう試合するのが一番の広告なんですよね。 映画なんかでも、放映するのが一番だろうし、 本でも読んでもらうのが…

290 あーした天気になぁ〜れ

いつも日々思ったことを書かせてもらってるんですけど、 どうしてもタイムラグがあってのことが多い。 たまには昨日のことを。イベントに出展させてもらいました。 共同出展した友人、 また一緒に参加された作家さん、 お店の方、 雨の中足を運んでもらいま…