312 perfume

なにか聞いたことのある懐かしさと、
さわやかな新鮮さの両方を持っている。
かといって、
嫌らしさやとげとげしさがない。
だからポケットの中に入れて町中を歩く、
そんな気軽さをもっているのだろう。
ステップを踏んで行って見据えた舞台での
夢を見せてくれる。
ポケットの中から延長した線に見える光景は
けばけばしくなくいいもんだ。
肩のちからが抜けてスマートでありながらも、
かっこよさを備えてる。
今までは完成形を描いて、
それにどう合わせていくか。
そういう時代だったかもしれないけれど、
もっともっといい意味で完成形を描かずに、
未完成に決めていくことが必要かもしれない。
そんな白い道を描いているグループじゃないだろうか。