309 映画 サマーウォーズ

社会に入るとか、
社会に出るとかという色々な表現の仕方があるにせよ、
ぼくたちは社会に居るんですよね。
そこで生きていくということが、
大人になるということなのでしょう。
だからこそ、
社会に自らを置くという時に、
なんらかの摩擦や反抗期なんかがあるんだよなぁ。
またそこも様々な作品の中で語られている。
この作品では、
社会に置く前の人、
社会に置こうとする人、
社会に置いている人たちを描いている。
とても誠実で好きですね。
それぞれの抵抗や摩擦がまた人間らしさだと思うし、
そこを肯定したいと思う。
ひとりひとりが色彩を持ちながらも、
キャンバスの中で一つの絵を描き出している。
白いキャンバスという共通の上で、
お互いで想像し受け入れている。
飾られたキャンバスを、
また嬉しがったり面白がったり自慢したり。
絵の具、筆、キャンバス、
描いている人、見てる人、
置く場所を提供してる人、
みんな気持ちいいよなぁ。