259 オバカブームをセックスピストルズでつかまえて。

オバカが大変なブームになっている。
島田紳助さんの名司会による所が大きくて、
近々に24時間マラソンを完走され、
欽ちゃん球団での活躍もすばらしい、
萩本欽一さんを彷彿とさせます。
このオバカの熱量は本当にすごい。
そして抗いすぎない柔軟さがすばらしい。
なにかセックスピストルズも彷彿とさせる。
なるほど、
欽ちゃんがセックスピストルズを率いて、
素晴らしきゲームをしてくれているのだ。
面白い芸なのは間違いないね。
押しの強さの芸でなく、
お客さんに見せる芸として見事です。
それと見逃せないのが、驚く程の量です。
作詞作曲を続ける歌手のように、
音楽作りに励み、
そして地声なのにしやか。
上手いか下手ではなくて、
自分の音楽をまっとうしている姿はまるでセックスピストルズだ。
だからなのか、
風穴を開けようとするのではない、
風通しの良さがあってスカッとするね。
自意識が強過ぎて妙に背負ってしまったり、
外の意識を持ち過ぎて価値観を置き換えすぎない、
ニュートラルに成長した風味は楽しめる。
思えば、甲子園を目指し、出場した球児のように、
眼差しは美しいです。