265 崖の上のポニョ 宮崎駿監督

宮崎駿さんのスゴいところは、
簡単な言葉で「面白い」とか「楽しい」って言えるし、
それと難しい言葉というか、
ちょっと色々と絡まった言葉を使っても言える。
その両方が一つの作品にあると思います。
そして両方を合わさったのが彼の作品で、
一つの動物、
例えばパンダにしても、
ゆっくり笹を食べながら寝転がっている所もあれば、
ちょっと神経質というか獰猛な所があったりする、
そのどっちかをパンダじゃない!って、
言いきる事は出来ないと思うんですよ。
もちろんもちろん、
どちらかだけ見ても面白さっていうか、良さがあると。
生きてりゃっていうか、
一つの顔だけで過ごしてる人なんて居なくてさ、
色んな表情を見せる訳です。
だからこそのその人になったりする。
パンダだって、
獰猛な所がなかったらゆっくり笹を食べないかもしれない。
逆に、
ゆっくり笹を食べてるから獰猛な所があったりるかも知れないしねー。
自然や生き物をまるごと面白がったりする。
っていうのがとても宮崎さんらしいと思いますね。