268 思い出は景色

楽しかったことの思い出や感情っていうのは、
なんだか一つの景色を眺めているように
なってくる気がする。
それはお寺に拝観に行った時に、
お庭を見たする、
そのお庭の先にある山々を取り込んで
借景にするように、
落ち着いてみることをするように。
派手すぎるものもあれば、
凛と静かなものもあったりする。
そのどれもが無駄じゃなくって、
でもひっくるめた時にこそ、
一つの景色になったりするんですよねー。
嬉しさや楽しさの景色っていうのを、
どこかで心がけているだけで、
ちょっと得した気分になるんじゃないですかね。
山や海、川の景色をどこかで見たすると、
それを眺めている気分がしばらく続くじゃないですか、
数日や一週間、一ヶ月、
もしくはずっと先にだって、
見た気分の良さはあると思うんです。
そんな眺めている気分の良さが嬉しさや楽しさだって
あると思いますね。