322 半分の自分でいる

去年末から今年がはじまってからの映画などを
見ていて少し感じることがある。
なんだか大きな理想を掲げてはじめるよりも、
とても近くあることを大事にしている。
つまりは映画を作るにあたって、
理念などの大仰なところからではない。
それはとても大事な気がしますね。
小説などを読んでいても、
とても身近なところにテーマを置いているものが増えている。
音楽などもそうだろう、
大山鳴動よりも、
目に映るところからの想像へと向かっている。
ぼくはこれはとても大事なことだと思う。
社会が大きく動いたり、
構造が移ろう時にも、
主義を越えたものは隣人であり、家人であり、友人なのだ。
今までは、
100%や120%を目指して安心するが不満足だった。
そして不満足なことに不機嫌になる。
だけれども、
自分の出来る50%ぐらいを見つめ直して、
50%を友人などの身近な人を信頼する時代なのだろう。
そんな組織って面白いわ。
平気で生きるってことが大事な時代って、
ここにも書いたことがあるが、やっぱりそうなってきたなぁ〜。
半分の自分でいる、そしてそれを楽しむっていいかもね。