172 07‘参院選挙

安倍氏が首相になってからの初の選挙。
投票を終えてから、数日が経過して、
各所からコメントが出てきて、
色々のことが見えてきた。
結果としては、自民としては歴史的大敗。
だが、民主としては、勝利と言えるのかの是非。
首相自らが続投を表明し、
党内、世論、マスメディアetcからの非の声を多数した
反応が掛けられている。
投票率、そのものは前回同様に58%前後で、
感心はあったと言えるが、国政としては、
やはり低いと言わざるえない。
さて、ここまでが大まかな前文とします。
もちろん、他にも視点はある、
小沢氏、公明、国会運営、テロ特措法、
などなど、これからも展開される論点となりえるものがあるが、
あえてここで中締めにしたいと思う。
ぼくの意見としては、
多数派への思い込みと、少数派への想像不足が
この結果に結びついている。
社会のなかで少数派になると、
それは論点とされしくに、
そして個人だけでは解決できないものを、
社会問題として抽出することが政治としての
一つの役割ではあるが、
それを見えないからといって無意識に、
つまりは意識して出来る限り見ようとしなかった結果が
反映されているだろう。
またもう一つは、
多数派への思い込みだが、
これは多数派、少数派と二論よりさらにずらして考えると
わかりやすいが、
多くの人っと言う事です。
最終的には、是非があった上で選択したことであっても、
それについてかなりの反対意見があったりする。
もちろん、それに賛成があったりもする。
それを、納得しているいう部分だけしか見られておらず、
納得しているという思い込み、誤解から
出た意見や発言が多い事を、
国民が感じとった結果だと思う。
また、最終的な後押しをしたのは、
政治家の自らの律する、自己責任のなさだろう。
国民への消費税や、社会的責任が多くなっている。
これは功罪はあるだろうが、現在そうなっている。
しかし、司る側の甘さ、律することなかれ、
とすらいえる態度が政治家、教職者、公務員などで
乱立することへの怒りだろう。
司る者の勤めは、
自らを律し、模範でなくてはならない、
法律、条約、条例等のルール作りをしなくてはならない、
文化的、財政的、支援の確保を教育や公共事業によってしなくてはならない、
国民の災害、文化、健康、経済の安全を守られなければならない。
それが主たる使命と言えよう。
しかし、既得権益の上に守られた人たちへのしがらみとは、
言語道断であり、恥ずべきだろう。
また、これらの成すべきことは、
自らも貢献のために徒労することは言うまでもないが、
国民とともにされなければならない。
だが、この憤怒を禁じ得ないなかに於いては、
共に進めることができずにNOと宣言される。
そして、決意とされるものはその代替えや、越えるもの
ではなく、まして、ひとしくもない。
それと、政治っていうのは、何も選挙に限られたことではない。
選挙に投票すること、投票しないことも、もちろんだが
選択は普段の生活のなかにもある。
それをひつこいようだが、思い直してみるべきだろう。