142 ゆれる

見てきました。
重なり、
ちょっとした拍子でっていうのは不思議なもんだ。
時効警察でやるなって思ったオダギリジョー
以前からはもちろん明日の記憶で再評価した香川照之
蛇イチゴが気になっていた西川美和子、
ピエール瀧木村祐一田口トモロヲ、などなど
ザラザラしてるからこそでるリアティと、
カリフラワーズの音楽でより引き込まれる。
鈍いものの価値っていうのは凄いと思っている。
とてもズシリと来る。
インパクトとよりも、心象風景、象徴的な言葉・仕草、
それの一つ一つで語りかけるように伝えられるストーリー。
言葉のあやでも何でもなく、
「ゆれる」っていうのが個々数年、1つのテーマだった。
自分の心、考え、身体が揺さ振られ、揺れながらも、
決めて進まなきゃならない事ってあるだろう。
良いか悪いかさえもわからない、
成功か失敗かさえも結果が見えない、
そんな事があるだろう。
ただ往々にして素晴らしい景色や美しい姿を見せてくれたりする。
人間の生っぽさ、生きてるっていう事、血が通った考えみたいなものが
共振し、共感を生み、共進しようとするのではないだろうか。