50 アメリカ尊厳死問題

これもライブドア同様に内政的プロパカンダだよな。
プロパカンダってのは、つまりは自分たちの利点への政策。
今の保守化が進む原因。
今までも散々言ってきたけど、アメリカは結局はキリストの国であり、
快楽的でエゴイズムばりばりなんだよ。
日本のTVじゃあまりこの話は流れてないから知らない人の為に流れを話しておくと、
夫婦が居て、その妻が脳死状態である。
で、夫は安楽死するべきだと言っていて、
その妻の両親は延命措置を取るべきだって、言ってる。
しかもその延命措置を取るべきだって言ってるのは両親だけじゃなくて、
州議会や連邦議会そして大統領までも介入している。
議会や政府のトップである大統領が何故介入したか、
所謂原理主義で、キリスト教右派たちよる圧力である。
キリスト的な考え方では、生命、つまりは生きる事と命は神から与えられたものであるから、
それを絶つとは言語道断という訳です。
夫側の主張としては、生前に妻は延命処置を希望していなかったから、
この状態になってまでするべきでないっと言う事。
脳死っと言う事を個々数年出てきているが、
これは宗教・道徳観念と科学的観念との摩擦。
科学の発達による、人間とは状態だって所まで来ている。
科学=医学が発達していくってことは、人間の寿命を長くしていき、
どんどん介入して行き、どこからが死なのかわからなくなってきている。
でも、これもパラドックスであり、
普通人間は死が自分の持ちものようにしているが、間違えで、
結局生きている人間からの視点で、他者が決めるもの。
死すらあるかわからない。それがあの世とこの世って言われる所以でしょ。
それに本人がそう希望したのであれば、他者が介入すべき話ではない。
そんな事を言い出すと、命は尊いものだって言って、
自分たちを守るべきだって考えで、イラク戦争を完全に支持している。
パラドックスの塊そのものだよ。エゴ極みだね。

イラクの命の尊さはどうなるのだ?
ナンセンスだね。
元々は宗教と科学とは自然学から始まっている。
自然学つまりは生物は生まれて死ぬ。
なぜ生まれて死ぬのか、それを考えたのが宗教であり、道徳。
どうやって生まれて死ぬのか、それが科学であり、医学。
先に書いた風水なんかも宗教的意味が濃い。
数学も今じゃ完全に科学的側面になっているが、元々は宗教的意味合いがある。
ピタゴラスの定理で有名なピタゴラスは元々は哲学者。
国政もどうやって統治するべきかっと言う事の為に風水や思想を用いて安定化しようとした。
それが、19世紀や20世紀にどうやって利用しようかという、科学ばかりが発達し、
根本的自然学が無くなり、安定が消え、快適さよりも快楽を欲求し、
摂理がなくなっていた。
日本の戦後民主主義そのものだよな。
DNAなんてを10年ぐらいのスパンで聞くようになった。
4つの塩基つまりは記号があって、その記号が300億ある。
その95%とは全く意味の無いもので、5%を解剖しとうし「ヒトゲノム」が行われいてる。
その5%は個体差があり、それをすればなんでもわかるのではとなっている。
これも違うでしょう。
だって、全く同じ遺伝があり、それを全く違う人間になる訳ですよ。
結局は、その記号は可能性って事だよ。それも生物レベルでの。
その記号が無かったとしても、言語があるから後天的な学習ってのがある。
言わば、DNAってのは、人間のハードウェアとはどんなものって研究してる訳だけども、
それを研究した所でこれで限界訳でも無くて、ソフトウェア=言語を使って、
どこまで相互性を持って行けるかって事でしょう。
まぁ良く言われるけど、数学使ったり、理論的にいいだなんて言い切ったりしても、
ホントに言い訳じゃないってのと一緒で、
こうやって、人間は生まれたとかって事がわかっても仕方ない。
結局はどうやって行くべきかって所に神経使わないと。