37 2004 アメリカ大統領選挙

大統領選挙。
ブッシュ氏:ケリー氏。
この図式は、アメリカそのものだったりする。
対テロ政策、倫理、宗教性、・・・数えだすとアメリカにある価値観は多数にある。
その中でも、根強くあるのは、原理主義・保守(ラディカル)とも言われる、キリスト教徒である。
アメリカは、移民の国であり、当然他宗教も混在する。
すると、宗教戦争の同様に二分(ディバイド) が起きる。
今回の総選挙が均衡した理由の一つでしょう。
さらには、選挙前からブッシュでなければ良いという風潮も流れたりもした。
日本では、イラク戦争に焦点を絞り論が成されたが、
日本の選挙同様に、選挙をするとういう事は、一種の生活を選択する事になる。
もっというと、大統領ほどの力を持つと、生活スタイルを変化させる事も可能になってくる。
どちらが良いかは結局の所は、結果論でしかわからない。
すると、実現可能なのはどちらか。 
ブッシュは現職なだけあり、可能性が高い。
っと言う事で当選したのではないだろうか。
この話題は比べるに値するかどう解らないが、似ている気がする。
決まったからにはがんばって欲しい。
そしてこの選挙より浮き彫りになったのが、宗教と政治である。
これは日本にもある。
朝廷と政府。戦後に朝廷は切り離されて天皇は「象徴」とされた。
それにより、国内闘争はなくなった。
ただ難しくなったのが、完全に行政化された為に市民との距離感が微妙にもなった。
アメリカはどうなるだろうか。
先にも述べたか、移民の国だけあって、国王や朝廷なのだはない。
ただ、ゴールドラッシュやアメリカンドリームという言葉が表すように、
地位的な象徴はお金あったり、成功と言われるものになった。
キリスト教徒や人種の坩堝になっているだけに、日本以上に複雑。
今回の選挙より明確になったのは国内・国外での情勢が変わらなくなったということ。
9:11、アフガン、イラク北朝鮮、日本・・・。
様々な価値観のズレがある。
イラク・アフガンなどでの価値観の根本的な要素は、原理主義イスラムの価値観。
北朝鮮一神教のように、絶対価値観である。それは実は原理主義の根本でもある。
日本は、無宗教とよく言われるが、それは文化レベルで、生活要因としてある。
19世紀・20世紀には、国単位での価値観の違いであり、
それは一国としての判断の仕方などでの異論があったが、
21世紀には宗教的、思想的根源の違いによって、ズレが生じるのではないだろうか。
例えば、日本でも言われる事だが、平等化と個性。これは真逆の価値と言っていいだろう。
個性を認めようとすると、それは差が当然生じてくる、その中で貧富の差が生まれる。
とても難しい話である。
これを話し出すと論文レベルになるので今日はここまで。。