31 SpaceshowerTV15Years

いとうせいこう、ローリー、スチャダラパー
立花たかし、ヒロTなどなど。
日本の今の音楽シーンがあるのは彼らのおかげでしょう!
1980年代はTV「おれたちひょうきん族」だったり、「元気がでてるTV」、
クラブシーンってか、いわゆる「ディスコ」が流行したり、
ラジオで「オールナイト日本」ってあったりして、
今まであった「文芸」だったり、「芸能」ってものじゃなくて、サブカルチャーっていう、
日本独特の分野が徐々に生まれてきてたけど、
それを1990年代になってそれを一つに纏められたのが「ケーブルTV」やった。
昔「カルトQ」って番組があったけどそれの前進が「クイズゲバゲバ」。
あれはスゴイ。メンバーが豪華だし、何よりも地上波やったら絶対できん。
ホントに音楽好きでしかたないメンバーが作ってる感じが面白い。
今見ても面白い。ノリとしては「元気がでてるTV」に似てるかなぁ。
行ききってる。
視聴者に媚びないけど、楽しみませようとおどけてる、それが面白いなぁ。
「北野クラブ」とか、「クラブ紳助」、「たかじんノーバー」だったり、
パペポ」とか、「落語のゴ」だったり、って面白い番組が出来る前進なんやろなぁ。
ケーブルTVしかり、90年代のTVしかり、
二つの共通点で面白いのはやっぱりラジオっぽさがある事だと思う。
距離感とかアーティスト自身も面白いし素晴らしいと思う。
最近だったら、「BBL」、「スペシャ中学」とか、
地上波だったら、「タモリクラブ」、「いいとも」、「ガキの使い」、
松本紳助」、「きらきらアフロ」、とかぐらいなかなぁ。
1980年代から今にかけてやっぱり面白い事やってる人たちっていうのは、
前衛、オルタナティブで伝統にとらわれずに、実験的で先駆になりえる事をやってる。
1980年代にはテクノの「YMO」は骨頂。
久保田利伸、X、BOY、Unicornレベッカ、BLUEHEARTS、尾崎豊
って、色んな人がグランド作っていったけど、その中でも影響力あったのは「YMO」かなぁ。
お笑いの人だと、「ツービート」、「紳助竜助」だし、
マンガだと、「鳥山明」だとか、「大友」、「宮崎」、
・・・。恐るべし1980年代・・・。

メディア自身にもパワーもあったし、怖いもの知らずだし、見る側も作る側もハードルが低かった。
最低限のマナーとルールを守ってた。お互いに。
バランスが崩れたのでしょうなぁ。
日本で「文芸」だけじゃないグランドを作ったにせよ、結局は「文芸」で、
骨組みを文芸で作ってるから面白い。
今は「バラエティ」って看板をしっかりとネオンとかで装飾してるけども、骨がないからすぐ倒れる。
フリだったり、ツッコミがキレイにハマってないとわからない。
設定よりも先に絵としてだけが面白かったり。
それじゃ結局話しがなくても、フリがなくても面白いし、言葉なんか要らない。
それじゃダメだと思う。
良く言う事だけど、面白いって事って結局落差で、
普通を10として、行ききってる発想は20か0。その10の誤差(落差)が面白い。
コントだったりを作ってる人は10って言うのを当然わかって、その振れ幅が面白いってなる。
あえての技である。もちろん、あえて10って言うのも面白いけどね。
だが今はそうならない。その10を求めているからである。
社会的に不安定だから安定を求められ、正解が欲せられる。
フリのたっぷりと利いたソフトなモノを良きとされる。
だから「北野武」、「松本人志」、「立川談志」、「やしきたかじん」、
なんかの所謂「毒舌」は蹴られる。
当然妥協って言うのはあるにせよ、諦めるのが早すぎるって感じる。
選挙とかでも、日本は結局変わらないとか、不景気だからってなる。
でも、変えるのは俺たちだし、作るのは俺ら。
それはどれだけ景気が良くても、どんなリーダーが居ても、どんな天才が居ても。
そこには試行錯誤もあるし、苦しみも、楽しみもあるだろうけど、
その中で、参加する事が必要なんだと思う。
苦しみがあってこその楽しみである。ここにも落差があると思う。
もし、楽しい事だけしたいのなら、そこには落差がないから楽しくないと思う。