28 ライ麦畑でつかまえて

高校ぐらいで一回読みで以来かな。
あまりにも有名なこの小説、ジョンレノンがダコタハウスで銃殺された時に
犯人の少年がカバンの中にこの小説だけを持っていたのもあまりにも有名。
そしてその後発売禁止にもされました。
ボーリングフォーコロンバイン然り、社会として何かの「せい」にする事はとても簡単です。
ただそれで終りしてしまうのですから。
それは絶対に間違っている。
今、日本でも徐々に「正しい」とされている事以外は排除して行く傾向にあります。
報道・マスメディア・本などで。
しかしそれは北朝鮮がやっている事に近づいている事になります。
自分達が正義であり、自分達の意見を聞かないアメリカ等の他国は敵と位置づけられます。
それは絶対に間違っていると思う。
世界大戦後のアメリカでも、勝った事により自分達が正義化し、
一本の道のみを作ろうされる傾向がありました。
しかし、一人一人違うのは当然であり、
また色んな道がある事で道は混まずに衝突せず済むと思います。
それと、最近攻殻を始めてしっかり見ました。
ライ麦_」が結構絡んでますなぁ。
あの作品の面白さって、皆均等に弱いし、強いんです。
最強とか最弱みたいなんがないんですよねぇ。
それと機械だか人間だか自然だかって区切れがなくて、
コントロールなんか群発なんかわからいようにしてる所がいい。
偶然性。ストーリーはそれがやっぱり面白い。
人間の感情みたいがそこに出てるから面白い。
自分の考えはあまり変わらないって思われがちやけども、
日々変わっている。
もしずっと一緒の状態だと、何かを見ても変化がない。
また、周りが変化するから自分自身も変化する。
思っている以上に変化していて、それが感情だと思う。人間ぽさだと思うなぁ。
また、漫画と違って「しつこさ」みたいなんがなくなったなぁ。
当然、尺とか雰囲気とかを考えたらそうなる。
流れとしてもTVとか映像としてはおさめにくい。
それと音楽との編集を考えたら必然的ですなぁ。
てか、編集上手い。特にOP。
拍子の裏とか表って考えながら切ったりするけども、よくできてる。
コンテとか必要な画像って当然あると思うけど、
リズムに合わせるのが上手いなぁ。
コンテに合わせすぎるとガチガチってなってまうけど、崩しちゃうぐらいに作ってるなぁ。
曲にもよるけども、編集するタイミングってリズムの裏でしたらフェイドする感じで
表でしたら音と合うなぁ。映像と音がすんなりあって、鳴ってる気がする。
OP作ってはる人は特に音楽聞いてるって言うのを感じる。
合わせに行き過ぎないって言うか。すんなり入ってくるなぁ。