168 わにとかげぎす/古谷実

いがらしみきお赤塚不二夫吉田戦車
そして古谷実ギャグマンガの中では、
とても印象に残る四様の形があるよねー。
この作品は、この言いたい事は、
伝わるだろうか?っという部分と、
恥ずかしさや伝えようとする部分が含まれてる所が
心地よいんです。
作品毎、作者毎によって、
太陽と月が違うレイヤーになって表われていて、
それが映し出される土の部分がしっかりしている。
そして、根ざされているから何度でも読みたい。
その時に面白いっていうのと、
何度でも面白いって、
なかなか共存することが難しいが、
ジャンルとして成立しようとするよりも、
その人、作者自身のパーソナリティからはみ出てくる
笑いは、粋で、
ぼくたちが受け入れようすることから始まっている
のではなくて、
その人の器に受け入れてからぼくたちに注いでくれるのは、
一言には出来ない事柄として、
笑いとしてくれる。
そのとんでもないなく大きいサービス精神は、
寛容で粋だ。