125 仕事 vol.04

会社で思わぬ問いを受けた。
「楽しいやろ?」っと。
唐突な質問ながら「はい」と返事を。
深く考えた訳でも、
適当に誂えた言葉でもなく、
つい出てしまった、それが正直な所でしょうか。

ただ、思うのです。
大人、社会人って言うのは
邪魔臭い事、めんどうな事、
辛い事、シンドイ事、苦しい事、
を全部ひっくるめて背負ちゃった方が楽しく、
そしてそうじゃないとつまらない人になるなって思う。
それは何かを捨てるって事からはじめられる。
大人、社会人って事を語られる機会が色々出てくる。
明確な答えてありそうで無い。
答えなんてありそうでないものを迷走に探しながらも、
ふと思う所があった。
本人の思う思わざる、願う願わざるに
関わらずにスタートラインがある。
その一つに仕事ってやつがある。
成人式で集り、同級生に混じりすでに仕事をはじめている人。
なんて大人でそして今の時代じゃ古いけど「労働者」って事を凄く感じた。
何かを得るって事よりも何かを捨てでも、
貫くって事がどれだけ豊かな事か。
そして何かを捨てて貫くって事は誰とも線を引かない。
線を引き、向こう側の人に話し、こっち側の人と話す。
向こう側の人がいるってことかどれだけいやなことか。
そんな線なんて作らずとっぱらって、
向かい会う、それは美しい事だ。