119 糸井重里
コピーライター、作詞、エッセイスト、・・・。
芸人、画家、コピーライター、小説家、漫画家・・・。
限りなく広い仕事と、深い親睦範囲。
ガキの使いで毎年3流コピーライターと言われるこの人は、
とてつもないです。
「とてつもない人」、 彼らの共通って 種蒔いてるの。
色んな品種改良をして、種蒔いて、咲かせてる。
当然のように、コピーは有名で。
「おいしい生活」「不思議楽しい」 や、
「新しい勘三郎」 が最近じゃ有名。
なんだろうなぁ。
普通考えられた言葉とかって、ちょっとした小手先を感じたり、
カッコつけたり、見栄えがあるようにしたりするけど、
ないんだよ。
でも不思議で良い言葉、種拾うみたいに覚えちゃう。
で前フリはこれぐらいで、
ニンテンドウの伝説のゲーム「mother」 。
知っているだろうか。
なんだあのセンスは!
面白いと凄いと不思議のバランスがなぜになりたつの?
ってぐらいすばらしい作品だ。
PPGのソフト、基本は冒険って事を凄く分ってて、
ゲームの業界の人って凄く中世を作りたがるけどそれをあえて
避けて、現実を舞台にして、
プレイヤーの負担を減らす為に敵を殺さなかったりの配慮があり、
主人公の視点が良く見えるように工夫され、
言葉やアイテム、世界観、音楽、キャラ、敵にまで、
行届いてる。
このゲームの後にポケモンが作られ、引継がれている。
そして、
motherに参加したスタッフがDSを作り、
そこにも糸井氏の息が掛かっている。
ダウンタウン、爆笑問題、を早くに認め、
坂本隆一、村上春樹、矢野顕子という大物との共作、
岡本太郎、横尾忠則、タモリ、立川談志、吉本隆明との交流、
みうらじゅん、を育て、
スタジオジブリのコピーを選任され、ブランド化へ大きく貢献し、
スチャダラパーとの交流し、後にベイシング・エイプにまで影響し、
健康・埋蔵金・バス釣り・日本語・歌舞伎・落語・ゲーム・お笑い・サブカルブームの立役者!
80年代は彼が担っていただろう。
彼のやってきた事に対して批判・反論する人がいるが、
もし彼が居てなかったらもっと日本は駄目になっていたと思う。
今年の春にmother3が発売される。
ぜひ彼の見せてくれる世界でプレイして、ゲームで本気で泣いてはどうだろうか。
世界が違って見ぇるだろう