75 Pluto

言わずとしたら手塚治虫原作の漫画を原作とした作品。
浦澤氏はタッチが手塚っぽいなぁっと思いつつ、
読んだら手塚に触発された世代だなってのが手にとるようにわかるね。
作品自体は現代社会なり、ロボット社会なり、道徳性なり、戦争を扱っている。
ストーリーの落ちとしては、中央アジア戦争の時に、
実はほとんどの人間が死んでしまっていて、その時のメモリーがある者を殺していっていて、
人間だと思っているのはロボットであり、自身ロボット言う自覚が人間だと思っていて、
その黒幕は実は人間であり、そこで人間とロボットが最終的に戦うことになり、
人間こそが欲望的であり、非人間で、
ロボットこそが抑制があり、人間的なのではないか、
みたいな所に行くのではないかと予想しているのだが、いかがな所に着陸するか。。
手塚治虫の影響力の凄さと普遍性を感じるね。
ブラジャックによろしく、しかり、
浦澤直樹、しかり、
鳥山明、しかり、
大友、しかり、
ワンピース、しかり、
バックにあるね。
井上、富樫、三浦は亜流だから、あっこから流れを生み出すタイプの人だと思う。
ジョジョなんかは下流だね。あっこからは枝分かれしようがない。
あるとすると、あそこの水を汲み取って、栄養分として他入れて、豊穣とさすって所だな。
スポーツものは、スポーツの種類がジャンルかされるから、難しいね。
恋愛ものは文学なり、時代の流れを詠んで、どう流れに乗るかって所だし。
未来的視野を描こうとしたら、社会構造なり現状、来るべき未来を予想して、そこで起こりうる事を組み込んで、
またそこで必要な人物を書いて、同時に問題となる人物を書いて、
そこでクエッションをだして、ストーリーと平行させながら、答えと落ちを見せて、
そこにエンタメ性と道徳性、普遍性、問題定義と自分のビジョンを出すかって事だと思う。
まぁとてつもなく難しい事なんだけど。
それやったのって、手塚と大友と宮崎ぐらいかな。
浦澤なら出来ると期待と評価をしつつ、リスクとハードルを伴う、
ほんとうに良いものを作ってほしいね。